自分のカルマ(業)を知るには? 悪いカルマを解消できる具体的な方法

heart

カルマ(業)とは、私たちの思いや行動で生まれたエネルギーの記憶。肉体の奥の霊魂にすりこまれて、発したエネルギー(カルマ)は必ず、私たちに再び返ってきます。では私たちが「悪い」と思うカルマを解消する具体的な方法はあるのでしょうか? アメリカで出会ったニップンさんや著名人の所ジョージさんなどカルマを浄化し続ける人生の達人や、実体験からお話ししたいと思います。

カルマ(業)とは?

カルマ(業)は、「行為」「創造」という意味のサンスクリット語です。
つまりカルマとは、私たちが「やったこと」や「生み出したもの」という意味。

いうならばカルマとは、私たちの肉体の奥、霊魂にくっついた、私たちの思いや行為によって生まれたエネルギーパターンの記憶です。

では、生まれる前の、過去生のカルマの影響を受けるのはなぜでしょうか。

肉体の「死」を迎えると、カルマの傾向性を帯びた魂が肉体を離れます。

そしてそのエネルギー情報(カルマ)をおびた魂が、新しい肉体での人生に転生されるからです。

そもそもカルマに良いも悪いもない

さて、そんなカルマの持つイメージ。

なんとなく悪かったり、怖かったりというネガティブな印象がありませんか?

でも、カルマのもともとの意味は、「行為」や「生み出したもの」なので、ニュートラルです。

私たちが「良い」と感じるカルマもあるし、「悪い」と感じるカルマもあるんですね。

そして、そもそもカルマには、良いも悪いもありません。

ただ、私たちの感覚で、その物事に「良い」とか「悪い」と意味づけしているだけです。

どんな出来事にも私たちの解釈によって、良い面も悪い面も含まれているんですね。

そして、さらに視点が高くなるほど、どんな出来事も魂の成長のために必要で、オールオッケーだという認識になります。

参考:ありのままの自分で本当に幸せになれるの? マガジンハウスからホームレス編集者へ。アメリカ先住民ナバホ族の集落で死にかけて学べた私の幸福学

そこでカルマを理由に、ただただあなたを怯えさせる人がいたとしたら?

その本意はなんなのかを少し冷静になって見極める必要があります。

塞翁が馬

というのも、出来事の幸せが不幸に、不幸が幸せにいつどう転じるかは、私たちの解釈次第で変わります。

それはカルマも同じ。

塞翁が馬(さいおうがうま)ということわざがあります。

内容は、以下です。

昔、中国の塞翁という人がいました。

彼が飼っていた馬が逃げたので、悲しみました。

やがて、その馬が立派な馬を連れて帰ってきたので、喜びました。

しかし彼の息子がその馬から落ちて脚を折り、悲しみました。

けれどもその結果、息子が戦争に行かずにすみ、喜びました。

という感じて、良い悪いの結末は、予想がつかないんですね。

その理由は、その人が出来事をどう意味づけするかで、良い悪い、幸不幸の判断が変わるからです。

そこでカルマ(業)においても、絶対的な良い悪いはそもそもないことが大前提です。

それを理解した上で、カルマの影響で起きること、また、私たちが「悪い」と思うカルマを
解消する方法を掘り下げてみましょう。

出したエネルギーが返ってくる

まずカルマの解消法を知るために、因果応報というカルマの性質を把握しておくことが大切です。

因果応報とは、自分が生み出したエネルギーが、自分に返ってくるということ。

良いことをすれば良いカルマが、悪いことをすれば悪いカルマが返ってくるんですね。

先ほどもお話ししたように、良い悪いの判断は、私たちの認識レベルです。
そこで、より正確にいえば、出したエネルギーが同じように返ってくるということ。

物理学の「反作用」でもギュッと輪ゴムを引っ張って手を離すと、もとに戻ろうとする力が働いた輪ゴムが指をパチンッと弾きます。

出したエネルギーを解消するために、同じエネルギーで戻ってくるんですね。

それと同じように、カルマによって生まれた物事を体験するといったんそのカルマは解消されます。

本来は、そこで終了。

にもかかわらず、同じような思いになる出来事が繰り返し起きると感じるなら?

それは、体験したときに、カルマを生んだときと同じエネルギーを再び発し、同類のカルマを新たに生み出しているからです。

カルマを解消したければ、どこかで発するエネルギーを転換する必要があるんですね。

カルマによる影響

そして、カルマの解消法を知るために、さらに把握しておきたいことがあります。

それはカルマの影響についてです。

今体験するカルマとは、私たちが生まれた後に創造した行為によるものもあります。

また、それ以外にも前世から持ち越されたものや、来世に引き継がれるものもあります。

つまり、今やっていることでも、生きているうちに経験しないカルマもあるんですね。

また、過去生で作ったカルマが、今の自分に返ってくる場合もあります。

というように私たちの現在の人生に影響を与えるカルマでも、今世で行なっていることの結果だけでなく、前世の行為から持ち越されたものもあるんです。

それを知っておかないと、「どうしてこんなことを経験しないといけないんだ」「理不尽だ!」と混乱したり、いきどおってしまって、再びカルマのスパイラルにハマってしまう可能性が。

あなたのカルマがわかる3つの例

では、具体的にどんなカルマの影響があるのでしょうか。以下3つほどご紹介します。

初対面なのに懐かしい感覚

ある人と初対面なのに、その人に対して不思議な懐かしさや親しみを感じることがあります。
これは、カルマの観点では、過去の生まれ変わりや前世でその人と何らかの縁があった可能性が考えられます。

逆に、どうやっても分かり合えない関係性なども、過去の縁の影響が現れていることがあります。

特定のスキルや才能の発現

これまで習ったことがないのに、すぐにできたこと、得意なことがあったりしますよね。
例えば、特定の楽器が得意だったり、言語が得意だったりすることがあります。
これは、カルマの法則に従い、前世で培った経験や能力が今世に影響を与えていると考えられることがあります。

特定の場所への強い感情

特定の場所や状況に対して強く惹かれたり、恐れたりすることもカルマの影響かもしれません。
過去の生まれ変わりや前世でその場所や状況に特別な縁や経験があったため、今世でもその影響を感じているのです。

例えば海を見ると美しいと感じながら、強い恐怖を感じるなど。

負のカルマを解消する方法

これまでにカルマに良い悪いはない。

ただし、
出したエネルギーは自分に戻ってくるという因果応報の法則というカルマの性質と、

今出したエネルギーが今返ってこない場合や、過去のエネルギーが今返ってくる可能性もあると知りました。

それらを踏まえた上でも、悪いと感じる影響は避けたいものです。

では、いつどう自分が生み出したのかもわからないカルマも含めてその影響を解消する方法はあるのでしょうか。

candle

あなたのカルマを知る

まず、自覚していない前世やカルマを知るにはどうすればよいのか。

ひとつに前世療法という手法があります。

退行催眠などで過去生を思い出し、折り合いが悪い義母との関係に悩んでいた女性が、実は過去生では自分が姑で嫁だった彼女をひどくいじめていた…。
そう知ることで、理不尽に感じていた義母の意地悪にも納得がいき、嫁である彼女の心が緩んで、関係性が好転する。

そんなエピソードもありますね。

これは前世療法に、心理学の投影の理解を踏まえた解決法です。

参考:前世療法とは? 自分の前世を知って問題から自由になり、今の人生を大切に生きる方法

あるいは、自分である程度、前世やカルマを推測することもできます。

たとえば、ある人への理解できない感情、なぜか好きなこと得意なこと、理由なく好きな場所や苦手な場所、などを紐解いていくんですね。

どうしても入れなかった場所

私には、こんなことがありました。
ある特定の場所が自分のカルマを教えてくれたんです。

20代の終わりに、日光東照宮に行きました。
すると門のすぐ手前で、腰が立たなくなったんです。

一緒に行った相手も本当にびっくりするぐらいに、突然腰が抜けてしまったんですね。
それまでルンルンと坂を登って「茶店があるー」なんてご機嫌だったのに。

腰がすくむという感じで、まったく立ち上がれなくなったんです。
でもぎっくり腰みたいに痛くないんです。

脚が立たないので、門の目前なのに、抱きかかえられるようにして山を降りました。

するとひどい状態だったのに、日光東照宮から離れて、山を下って半分ぐらい。
少しずつ調子が良くなっていくんです。
腰が真っ直ぐになってきて脚も立ち、山を降りる頃には、まったく普通に歩けるようになったんですね。

本当に不思議でした。

翌日に「せっかくここまで来たのだから、どうしても訪ねたい」と心の中でお願いして、再び山を登りました。

すると、ドキドキしながらの二回目は、なにごともなく入れたんです。

なにか前世と関係しているのかなとピンときました。

というのも前世での行動や因縁により、エネルギー(周波数)のまさつのようなものが生じて、特定の場所に入ることが難しいこともあるんですね。

振り返れば、私は子どもの頃から、お寺や神社がなんとなく苦手でした。和風の古い建物が暗くて怖いというか。

たびたび訪ねる祖母の家が京都にあって、お寺や神社に囲まれていたのにもかかわらずです。

なぜか馴染めず、怖かったんです。

でも大人になるにつれて、不思議と惹かれていきました。

けれどもまた、20代に伊勢神宮に行くと、帰宅してすぐ3日続けて高熱を出しました。

そしてスキッとしたあと、東京転勤が決まりました。

「やっぱり、寺社は合わないのかなー」

その後、心理学を学ぼうとアメリカの大学に行きました。
不思議なことに最終的には、アメリカの禅センターで住み込みの修行をすることになりました。

朝食がグラノーラだったり、建物がスペイン風の漆喰づくりだったり。
どことなく洋風で中和されていたので、入りやすかったのかなぁ。

そこで出会った人たち、学んだことから、お寺や神社が怖いという感覚がだいぶ薄れていきました。

今ではなじみがあって、心が整う場所に変わりました。

負の影響を取り除く

そこでカルマを解消するとは、過去の行動や思考からくる影響を解放することです。

負のカルマ解消へのアプローチは、異なる宗教や哲学体系で違います。
けれども、共通していることもあります。

それは、慈悲深さ、感謝の心、深い理解など、エネルギー(周波数)の高い思いや行為を発することが、エネルギー解放の助けになるということ。

引き寄せの法則や現実創造で言い換えれば、高いエネルギー(周波数)を持つ感情を感じたり、意識状態を保つことで、引き寄せの磁石が転換するということです。

つまり、低いエネルギーが創造する現実と別の次元に移行するということです。

参考:自分の周波数を知る方法。周波数を高めて幸せになるために重要なポイント

負でも正でも、受けたエネルギーに反応したエネルギーを出しつづけると、そのカルマのパターンは継続されます。

つまり、カルマの負の影響を取り除きたいときは、そのスパイラルを断ち切って、今の自分が発するエネルギーを変えるということですね。

より高いエネルギー状態に進化することで、過去のエネルギー(カルマ)の影響を卒業できるのです。

なぜか。

それはその出来事からの、魂の学びを終えたことになるからです。

エネルギーのベクトルが転換することで、そのカルマの影響を受ける必要がなくなるんですね。

カルマの解放です。

そしてまた、発したエネルギーにならった新たなカルマを創出します。

嫌な気分に引っ張られないために

しかし、私たちはどうしても、カルマが影響する目の前の現実に感情的に引っ張られてしまいます。

そして新たな負のエネルギーを発したら、そのエネルギーはまた自分に返ってきてしまいます。

そこで、悪いカルマを再び生み出すような、満たされない気持ち、心配、不安、落ち込み、絶望といったネガティブな感情に陥らないための方法とは?

スピリチュアルリーダーのエックハルト・トールは、
「真の幸せは外側の現象に左右されない」といいます。

そして、こうアドバイスします。

雨や風の音を聞いたり、空を動く雲の美しさを見たりと、シンプルな出来事を楽しんでごらん
『A NEW EARTH』ーより

私たちが何気ない現実に隠された一瞬の奇跡に気づき、意識を向けて喜びや幸せや驚きを味わうとき。

つまり、肉体を使って、今ここで体験する感覚に戻るとき。

私たちは感情や思考が生み出す、「実は起きていないけど、さも起きているように見える」罠から自由になれます。

私たちの認識は開かれます。

そして望まないパターンに陥っている場合には、「そうだ」と気づいて、止めるという選択をすることができます。

ニップンさんと「カルマ・キッチン」

そんなとき、一番大きな変革のエネルギーは、愛のエネルギーです。

おのずと起きる「ありがたい」とか「愛しい」といった気持ちで、自分と自分を包む出来事を、愛のエネルギーで丸ごと包んでしまうんですね。

そういったすごいエネルギーを持っている人たちにお会いしましたが、その中の一人にアメリカで偶然出会った、ニップン・メッタさんという人がいます。

彼は、オバマ元大統領の相談役でもあり、「カルマ・キッチン」というギフト経済ベースのレストランを運営していました。

参考:お会計ゼロ円レストランオーナー、ニップンさんのギフトな生き方#11

愛のエネルギーですべてを癒す

彼のこの言葉は、私にとって衝撃でした。

ギフトの輪は一対一の与え合いじゃないんです。
だからあなたがギフトしたものがいつどこで
返ってくるかはわかりません。

もしかしたら巡り巡ってあなたの子どもに
与えられるのかもしれない。孫かもしれない。
従兄妹かもしれません。

そういうことは重要じゃないんです。

大切なのは優しさの波紋を起こすこと。

どんなに小さな優しさでも
伝播していくからです。

逆に言えばいじわるも同じ。

ガンジー、マザー・テレサ、ダライ・ラマなど。

優しさの波紋を広げながら
暴力的な行為を受け止めた人たちがいます。

私もそういう人になりたい」。

それは、良い行いの結果を期待しないこと。

そして、悪い行いの結果は(どんな無関係のとばっちりのように感じることでも)、積極的に自分ごととして受け止めて、エネルギーを転換させるということ。

なにかをすればお返しが返ってくる。
良いことをすれば良いことが、悪いことをすれば悪いことが。

でも、

良いカルマは積極的に受け取りたいけど、悪いカルマはできれば避けたい。

そう願う私のよこしまな心が、

良いカルマを発しながら、悪いカルマを積極的に受け止めていきたいというニップンさんの生き方に触れるたび、洗われていきました。

所ジョージさんの怒りの対処法

こちらは同じように心がハッとさせられた、所ジョージさんの名言です。

犬のうんちに怒るより、片付けて『次に踏むであろう人を助けた』と思え

嫌だと思うなら、一見自分とは関係なさそうに見えても、人知れず自分が処理してしまえばいい。

すると怒りを感じるところから、人助けのようなより崇高な場所に自分がいくような感じがして「そっちのほうが得」と笑う所さん。

素晴らしいです👏

嫌なこと(しかも自分のせいではないように見える)を積極的に請け負うことは、なかなか簡単にできることじゃありません。

また、外側の現実に影響を受けず、自分で幸せは選択できるという自立の心。

エネルギー(波動)には、音叉のように、共鳴・共振するという性質があります。

そこでこのような大きな愛のエネルギーに触れたときにも、その人はもちろん、同時にその周りの人の負のカルマも癒されることがあるんですね。

だから波動の高い人に会ったり、波動の高い場所で過ごしたり、見たり、読んだり、聞いたりすることも、カルマのエネルギーを転換するために役立ちます。

また、贈り物をして、その人からお返しがこないこともありますよね?

そんなときは、もっと大きな輪で考える。

その人からではなくても、誰かから、何かから、必ず返っているんです。

ひょっとすると、誰かが事前に自分のために犬の糞を片付けてくれていたから、目の前の道路がキレイなのかもしれないし。

それは、カルマの影響も同じ。

悪いことだけでなく、私たちは必ず、気づいていない愛にも包まれているんです。

まとめ

今回は、カルマについてお話しました。

カルマとは、私たちが思考や行動で生み出したエネルギーの記憶。

発したエネルギーは、私たちに返ってきます。

そこで「悪い」と感じるカルマを断ち切るには、より高いエネルギー(周波数)で、出来事とそれを体験する自分を包むこと。

それは、カルマを帯びた自分の傾向性(我)を緩めて、調和のエネルギーに身を任せることでもあります。

【参考】ハイヤーセルフの答えとつながる宇宙の書庫、ゼロポイントフィールドとは?

以下の記事でもカルマについて詳しく綴っていますので

よろしければ合わせてご参考ください。

【合わせて読みたい】カルマとは何か?人生における3つの現れ方、カルマを解消する方法とは

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

お役に立てましたら、嬉しいです。