お金のメンタルブロックを手放して、今すぐ豊かさを与え、受け取れる人になる!

「お金は汚い」「お金の話をするのは、はしたない」「嫌なことをしないと稼げない」、「(何かを買って)あぁ、またお金が減っていく!」など。お金にこんな嫌なイメージ、ありませんか? それは実はお金の流れを止めてしまう、心のブロック。お金に関するメンタルブロックが無くなると、お金の不安を感じなくてすむようになり、遠慮や罪悪感なしに自由に使ったり受け取ったりすることもできるようになります。今回はお金のメンタルブロックとはなにか、お金のメンタルブロックを手放して、今すぐ豊かさを与えて、受け取れる人になる方法についてお話ししたいと思います。

お金のメンタルブロックってなに?

メンタルブロックとは、なにかしようと思うときに、「ダメ」「出来ない」「無理だ」と心にストップをかけてしまう意識の壁のことです。お金のメンタルブロックとは、お金を払ったり、受け取ったりするときに、それをネガティブに考えてしまう思い込み。

例えば、「金持ちはアンフェアで悪いやつだ」「お金の話をするのは、品がない」「今月も金欠か…」「嫌なことをしないとお金は稼げない」「本当の豊かさはお金とはまったく無関係だ」といったような、無意識のうちに、自分のお金に対する行動や考えを一定の枠に制限してしまう考えのことです。

お金のメンタルブロックがあると、面白いぐらいに、お金に関する自分の思い込みが反映された現実になります。私も約束された報酬が受け取れなかったこともありましたし、そんな苦しい思いをするのも仕方がないと諦めていた時期もありました。



お金のメンタルブロックを知るための10つの質問。

お金に対するメンタルブロックは、深い潜在意識にあるとして、それを知るための10つの質問をまとめたのが、『お金持ちになる心理学』著者の和泉昭子さん。長年ファイナンシャルプランナーとして活躍し、現在はお金に関するコンサルティングを行っていらっしゃいます。以下がその質問です。

1、父親はお金について(   )と思っていた。
2、母親はお金について(   )と思っていた。
3、幼いころ、私はお金について(   )だと感じていた。
4、私の家族にとって、お金は(   )の原因だった。
5、たくさんのお金を使うことは(   )である。
6、お金は人を(   )にする。
7、もっと多くのお金を手に入れるために、私は(   )する必要がある。
8、お金持ちになると(   )を失う。
9、仕事で成功すると(   )を失う。
10、お金の管理は(   )である。

お金とは本来ニュートラルな存在。

10つの質問から、お金に対するネガティブな思い込みが見つかりましたでしょうか。

でもそんな嫌な気持ちにさせられるお金って、一体なんなのでしょう。本当に汚かったり、怖かったり、悪いものなのでしょうか。

お金には、価値を保存し、交換する役割を持つものです。世界最古のお金は、紀元前1600年ぐらいの貝殻だとされています。りんご100個だと腐ってしまうけど、貝殻だと保存が効きますよね。それにより「貯金」ができるようになりました。現代の資本主義経済の仕組みでは、投資や金利によって、お金は「増える」という機能も持つようになりました。

堀江貴文さんは、それを一言で「お金とは単なる信用を数値化した道具」と言っています(『これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話』より)。

お金のメンタルブロックを外すためにまず必要なのは、このお金とは本来ニュートラルな存在であるということを深く理解することです。

参考:消費・浪費・投資の違いを知って豊かになる、スピリチュアルなお金の使い方

参考:ギフトエコノミーは資本主義経済とも両立できる。服部雄一郎・麻子さんに教わる、豊かなお金の使い方と自然の恵みにならう暮らしのはじめ方

稼ぐときの姿勢と使い方で価値が決まる。

つまり、お金とは単なるエネルギーであり、自分の思い込みを反映しているに過ぎません。言い換えれば、お金を稼ぐときの自分の姿勢と、その使い方でお金の価値が決まるということ。

私は、お金を追い求めていたころは、いつもお金に困っていました。しかし人生の目的を見つけ、我が身と私が受け取ったあらゆるものを捧げるようになってからは、お金の面でも豊かになりました。

とは、ベストセラー作家のウェイン・ダイヤー博士の言葉です。




病気が、時間の豊かさを教えてくれた。

私がそれを深く実感したのは、昨年末にかかって緊急入院した重度の顔面麻痺です。顔が動かないだけでなく、めまいや吐き気も強かったので5か月間ほど働くこともできませんでした。

まず、この病気が教えてくれたのは、お金以上に価値があるものは、時間だな、ということ。さらに言えば、「命の時間だけでなく、元気な時間はもっと限られているんだな」と。そこで無収入のなかで、むしろお金の怖さが薄れ始めたんです。

出し惜しみするのは、人生がずっと続くと思うからです。でも本当は、大事な人と過ごせる時間も、精一杯働いて貢献できる時間も、お金を使って豊かなサービスを受けられる時間も、永遠ではないのです。

サービスを出し惜しみせずに仕事する。

だったら選んだ仕事は、徹底的にやろうと思いました。ときには1本の原稿を書くのに3か月かけたり、取材を4回重ねたりすることもありました。非効率でお金にならないやり方です。でも第一に、相手が嬉しいことはなんだろう。わたしができて、向こうが得することはなんだろう。もっと良い記事にはどうしたらできるんだろう?ということを、先に考えるようになりました。

明日できなくなったら後悔するから、全部やってしまおうと思うようになったんです。それが結果的に、なりたい自分の視点で人と付き合い、話すことになったのだと思います。

参考:過去の経験が未来を決めるわけではない。願いが叶った、なりたい自分と今つながる方法。




与える姿勢を通せば、「不足」の色眼鏡が外れ出した。

すると、入ってくるお金という物体とは関係のない安心感だったり、満足感だったり、取材先や媒体者とのさらに深いつながりだったりが持てるようになりました。どんな状況でも、自分は相手に与えられる存在なんだという意識が持てたことで、豊かさのエネルギーが流れ出したんです。言ってしまえば、豊かさとは現時点の自分が感じていることで、目の前の外的状況とは関係ないものなんです。これは体験することでわかります。

ある日、インタビュイーの深い思いを傾聴し、原稿にしているときに、ふと気づきました。これは表面的には違っても、編集者になる前に配属された女性誌の広告マーケティング業務と同じではないかと。どちらもその人や商品がまだ気づいていない願いや魅力を引き出して、それを言語化したり、見せ方を工夫して伝えたりすることだからです。視野を狭める不足のレンズが外れたことで、視点が高くなって、つながりが見えるようになったんですね。

参考:問題は解決しようとせずに、まず正体をつかめ。ハイヤーセルフと繋がる瞑想でメタ視点をつける!

出版社に勤務していたときは、人が集まるようなところに顔を出し、お金を使って、そこでどういうサービスや物が提供されているのか、体験して学びなさい。そこで「面白い」「素敵」と感動したことを広告企画に活かしたり、編集記事として雑誌で紹介しなさいと言われていました。給料は、学習費だと。だから、稼いだお金は目一杯使っていたんです。

でも会社を辞めて、再び貧しい学生に戻って、その後は禅修行やスピリチュアルセンターで住み込みしたことで、お金を稼ぐことはスピリチュアルじゃないとブロックしていた部分がありました。実際に2年以上センターでの業務ではお金を受け取らず、与えられた宿や食事で生活していました。

すると、これまで好きだったようなカフェに入ると「お金を稼いでないのに贅沢している」と罪悪感を抱いてしまったり、「貯金がどんどん無くなっていく」と不安になったり、優雅に暮らしている人を見ると「私とは違う世界の人だ」と切り離してしまったり。気づけば私が思う、素敵な人とはズレていったのです。

参考:マガジンハウスからホームレス編集者へ。アメリカ先住民ナバホ族の集落で死にかけて学べた私の幸福学



よくよく考えれば、禅センターが運営できていたのは、僧院長のジョアン・ハリファックス老師が講演したり、本を書いたりして、たくさんの寄付を集めていたからです。さらに言えば、いろんな人が泊めてくれたことで、絶対必要だと思っていた家賃が何年もかからない生活を送ることもできていました。家主たちがお金を稼ぎ、家賃や光熱費を払って、心地よいインテリアを整えてくれているから、そこで快適に過ごすことが出来たんですね。

お金とは「ありがとう」のエネルギーをお金という形で現したものに過ぎません。私はずいぶん表面的な部分にとらわれていたんだなぁと病気になったことで、それがようやく腹落ちしました。

そこで苦手だった報酬の交渉も、サービス内容と条件を提示することで、キチンと通るようになりました。また、現在は執筆業にとらわれず、自分が持っているスキルと情熱を役立てられて、相手が助かったり、得した、ありがたいと思ってもらえて貢献できるものならやってみようと動き出してもいます。

中年過ぎて、親からもらったお小遣い。
ありがたくパーっと使ってみた。

お金の使い方に関しても、メンタルブロックが外れたこんな出来事がありました。年末に入院してしばらく体調も悪くて仕事もできなくなったことで、もう結構な年なのに、年金暮らしの両親がお小遣いをくれたんです。「たまには贅沢してね」と。ストイックになりすぎると、人としての柔らかい部分を失ってしまう私の一面を、ふたりはよく知っているのです。

最初はありがたいのと、ちょっと後ろめたい気持ちになりました。先輩方には「親からもらった小遣いに手をつけるな」とも言われました。その助言にしたがって、いざというときのために貯金したほうがいいのかな、いや、むしろ寄付とかしたほうがいいとか?、とも頭でっかちに思いました。

でも、それをありがたく自分のために使わせてもらったんです。誕生日にホテルステイしてみました。海まで続くプールで泳ぎながら、心と体が喜んでいるのがわかりました。これが私の喜びで、豊かさで、ありがたいという気持ちなんだと。頭だけじゃなくって、うれしいの感覚が走り、全身全霊がそれが何なのかを教えてくれました。チェックアウトでお支払いしたとき、「お金が減っていく」とは、まったく思いませんでした。心から満足して、「ありがとう!」と思ったんです。ここで得た豊かさのエネルギーは、私のなかに確実に生きていると思ったんです。

参考:願う現実が引き寄せられないなら。微細な望みをキャッチし、叶える簡単なコツ

実際に高いサービスを満喫した後には、パワーがみなぎりました。ホテルのシモンズのマットレスでは爆睡できて、今までの疲れはいったい何だったのかと思ったほどです。その結果、良いエネルギーでたくさん原稿を書くことができました。

両親には素直に「最高の誕生日を過ごせました。本当にありがとう!」と連絡しました。すると、「それを聞いて、私たちもとっても嬉しい」と言ってくれました。愛されているという実感が胸いっぱいに広がって、さらに幸せな気持ちになりました。お金をもらっただけで本当に自分が満足する使い方をしなければ、ここまで深い喜びは感じられなかったでしょう。本当にこの世界は頭で考えただけでは終わらず、それを行動に移して体感することで完了するのですね。

すると、まったく想定もしなかった新しいお仕事もいただけたんです。そして急に忙しくなりました。帰省したら、この報酬で両親とお寿司に行こうと思います。豊かさの循環は、続きます。

まずは自分にお金を使ってあげよう。

自分には豊かさを与える力がある。そして、私は豊かさを受け取っていい。

お金のブロックを手放し、目の前の豊かさを許容するだけで、このように現実は簡単に書き換えられます。お金との関係をこじらせまくり、ガンガン稼いでそれを全部使うという女性誌の編集者から、山ごもりしてまったくお金を稼がず使いもしない修行時代という、両極端な生き方をしてきた私でもそうだったのだから、あなたにそうならないはずは絶対にありません。

お給料が出たらぜひ、光熱費や家賃を支払う前に、まず自分のためにお金を使ってみてください。コンビニの100円のコーヒーでもいいので、なにかホッとできるものを自分に贈ってみてあげてくださいね。そのお金で得た豊かさは確実にあなたの中で生きることになり、支払ったお金を受け取ったお店や企業の豊かなサービスがつづくことにもつながります。