ドラマ『ソウルメイト』で見る、魂の伴侶との幸せな出会い方、健全な関係の育み方

ソウルメイトとは、魂の伴侶のこと。

ソウルメイト(※)は、運命で結びついた、深い縁を持つ相手です。つまり、ソウル(魂)の伴侶のこと。魂はヨガの世界では、ハートの奥に眠っている純粋な喜びの意識、クリシュナ意識とも呼ばれます。つまりそれは、理性を超える喜びそのものという存在です。一緒に拡大と成長を導く創造のエネルギーとも言えるでしょう。

私たちはそれぞれの魂、心、肉体という多次元の現れで、固有の振動数(波動)で存在しています。石が木ではなく、私があなたではないのは、私たちを成す物体でありエネルギーでもある最小単位の素粒子の振動数が異なるからです。

ビッグバンで意識が分裂した際の、片割れ。

ソウルメイト同士の波動値は、女優シャーリー・マクレーンの霊的成長を描いた自伝『アウト・オン・ア・リム』では、ビッグバンで生じたついであり、まったく同じと書かれています。意識が分裂した過程は、「ビッグバン理論」の中で象徴的に表されています。
陰と陽のようにピッタリと重なり、互いに補完し合う形態を持ちながらワンネスを成す存在なのです。
(※)人生で出会う人はすべてソウルメイトで、唯一無二の存在のことをツインソウルやツインフレームと別の言い方で呼ぶ場合もあります。こちらでは、ソウルメイトをたった一人の魂の伴侶として、お話ししています。

日本神話の国生みの話でも、イザナギとイザナミという男女の神が現れます。「なりあまれる」部分と「なり足らぬ」部分を持つ二人が交わって、国を創造しています。

「ソウルメイトとは、私たちの鍵穴にピッタリの鍵を持っている人のことであり、私たちの鍵にピッタリの鍵穴を持つ人でもある。まったく正反対でありながら、ピタッと合う相手。鍵を開く準備ができたときに、本当の自分が現れて、私たちは完全に正直にありのままの自分になるのです」。

とは、『かもめのジョナサン』が有名なアメリカ人作家リチャード・バックの言葉です。彼もまた、ソウルメイトの唯一無二な関係性を、国生み神話のように、デコとボコがハマってついになる鍵と鍵穴になぞらえています。

切り離されているという私たちの幻影から目覚め、「大いなる源」に回帰して統合を果たすことがソウルメイトが出会う目的です。

ソウルメイトは幸福か、災いの種か?

では二人でひとつ、一体になると世界を創造する大きなエネルギーを生むソウルメイトとは一体どんな存在なのでしょう? 出会えば、無上の喜びにあふれて、必ず幸せになれる存在なのでしょうか?

それは自分がどの次元で相手と出会うかによって決まります。ソウルメイトはそのときの私たちにとって必要な学びを最もパワフルな形で示し、必要な教訓や経験を積ませてくれるからです。分離感が強い状態で出会うと、自分の魂の本質からズレているため、それを軌道修正しようとするソウルメイトは、手厳しい存在となるでしょう。そして、アメリカドラマ『ソウルメイト(Soulmates)』は、その一例をドラマ仕立てで垣間見せてくれます。

ソウルメイト検査が開発された未来のドラマ『ソウルメイト』


第一話でソウルメイト検査を受けた2児の母ニッキー。検査をきっかけに平凡な結婚生活に疑問を持ちはじめる。

『ソウルメイト(Soulmates)』 の舞台は、約15年後の未来。そう遠くない先のお話です。“ソウル コネックス(Soul Connex)”という会社が、2023年にソウルメイト分子を発見し、以来1500万人以上に魂の伴侶のソウルメイトを紹介してきました。

その社名ロゴの下のスローガンは、”MATCHING YOUR SOULMATE. SCIENCE FACT.(あなたピッタリのソウルメイトを。科学的根拠で)”です。

ソウルメイトを判定できる検査は、2万軒を超えるクリニックで受けられます。その精度は、なんと100%。

医院というよりも、すっきりしたモダンなインテリアショップのようなクリニックで受ける検査では、痛みを伴いません。眼科検査のように顔が固定されて、青色のライトを放つマシンが目に近づき、瞳の奥にあるソウルメイト分子を測定します。

検査を受けると、ソウルメイトが見つかれば会うことも選択できます。相手が見つからない場合は、「あなたのソウルメイトは、まだテストを受けていません」という回答が出て、ソウルメイトが現れるのを待ち続けます。

検査を受けるのは、大きな不満はないけれど、充足感もない夫婦生活を送る人たちなどで、ソウルメイトが現れて運命の輪が回り始めます。

愛は魂が設定した運命なのか、選択なのか。

一話完結型のストーリーでは、愛は運命なのか、それとも選択なのか。ソウルメイトは幸せか災いの種かという問いを残します。

シリーズの共同制作者であるウィル・ブリッジ氏は、語ります。

「ソウルメイトは、あなたが誰よりも愛する相手です。けれどもそれは、抱えている悩みをすべて解決し、幸せを約束してくれる存在というわけではありません。あなたが最も強い愛を感じる存在だということは紛れもない事実です。でもそれは真の幸せを意味するのでしょうか。そして、あなたにとって最高の相手ということなのでしょうか?」




ソウルメイトと出会う目的は、男性性と女性性の統合。

ソウルメイトと出会う目的は、自分の中にある男性性と女性性の統合だと言われています。それにより私たちの存在が魂そのもの、創造と源のエネルギーへと統合されていくからです。

男性だから男性性が100%、女性だから女性性が100%で存在しているわけではなりません。私たちはそれぞれ男性性のエネルギーと女性性のエネルギーの独自のバランスで存在しています。

男性性とは、形にして前に進んでいくエネルギー。ときに危険を冒しても進む勇気が伴います。女性性は、感じて受け容れ、育むエネルギーです。

何%ずつが正しいという話ではなく、それぞれの存在ごとにピッタリのバランスがあります。本来のバランスに戻る(=源のエネルギーと統合する)ための学びを、最もパワフルな形で与えてくれるのがソウルメイトです。

共依存に陥ると、コントロールドラマで傷つけ合う。

より強力な形で学びを示してくれるため、不健康な形でお互いを補い合おうと依存関係になると他の人よりも心がえぐられるような気持ちになることもあります。不健全な関係性に陥ると、共依存的な苦しいものになります。

精神的、霊的に安定しない関係では、苦しい権力闘争(コントロールドラマ)が始まります。関係を解消しても、根本的な学びの男性性と女性性の統合がなされない場合、相手を変えて、より苦しみを生むような同じような関係性が繰り返されます。

参考:人間関係がうまくいかない4つのパターン、コントロールドラマを知って望まない関係を克服!

それも別に悪いことではありません。苦しみを感じるのは魂(ソウル)の次元ではニュートラルなことで、あなたの本質からズレていますよ、というサインです。あなたの思い、言葉、行動のいずれかが本当のあなたと反していますよ、と伝えてくれているのです。

そこで、心を乱される存在、自分の当たり前が壊されるような相手は、魂の成長という観点においては、ピッタリの素晴らしいソウルメイトなのです。不自然な部分の自分に気づいて、意識が拡張されるからです。

よりふさわしいソウルメイトと出会うために必要なこと。

とはいえ、そんな関係性はお互いを傷つけてしんどいものです。よりふさわしいソウルメイトとの関係性を築くためには、どの次元の自分で出会うかもカギとなります。瞑想の世界でも「準備ができたときに、師が現れる」と言われますが、どんな関係性においても、その時点の自分に合った学びが展開されるからです。

参考:嫌いな自分を赦せば、愛が叶う。投影を外し、人間関係のモヤモヤを一掃する心理学。

話が少しズレますが、マクロビオティックでも陰体質な人(考えずぎ、虚弱)は陽体質の人(じっとしていられない)に惹かれ、逆もまた然り。バランスの取れた中庸体質に惹かれるのは中庸体質な人だと教わったことがあります。

そこで一人でいるときに出来ることは、自分の中の男性性と女性性のバランスを取ることです。それは苦しい努力が必要なことではありません。

やる必要があることは、たとえ一人でも、穏やかで楽しく毎日を過ごすことです。自分をご機嫌にする方法を知っていて、温かいオーラをまといながら自立していること。自分そのものが理想のソウルメイトと同じ波動で存在し続けることで、合わせ鏡のように、ピッタリの存在がベストなタイミングで現れるのだと思います。それを期待せず、忘れているぐらいがちょうどいいです。

参考:病気が治らないのはナゼ? 癒しを最大化させる「無願(Apranihita)」の力について

そしてドラマ『ソウルメイト』のそれぞれのストーリーに共通するのは、目の前の関係性をないがしろにして、ソウルメイトを追い求めても幸福は得られないということ。その最たるものは、自分自身との良好な関係性の追求なのだと思います。

参考:愛とは? なぜ愛されないのか。愛せないヒミツはなにか。