ドン底気分を底上げしてくれる韓流ドラマはコレ!顔面マヒ(ラムゼイハント症候群)で緊急入院する。

水ぼうそうにかかった人なら誰でもかかる可能性のある、帯状疱疹ウイルスが耳に感染してなるラムゼイハント 症候群。左半顔の強度顔面マヒ、めまい、平衡感覚の損失などで緊急入院しています。後遺症が残る可能性も高くて凹みますが、これはバシャールの現実創造の格好の実践でもあります。それは、思考のコントロールを緩め、「良い気分」を感じて願望を飛ばし、願ったことが忘れた頃に現実として形作られるというメソッド。そこで観て一気に気分が上がった韓流ドラマを中心に、今私が実践して効果を感じていること。現在の検査結果、重度顔面マヒの治療内容などを綴っていきます。

ラムゼイハント 症候群で入院7日目。

先週土曜日よりラムゼイハント 症候群で顔面麻痺。緊急入院し、ステロイド大量療法を受けています。今日で入院一週間。ステロイド点滴(プレドニン)も200mgから、30mgに変わりました。点滴時間は、変わらず4時間程度です。

※今までの詳しい病状、入院までの経緯は、風の時代へ。冬至の心の毒だし、バシャールの現実創造で何が起こる? 突然顔面マヒに、ラムゼイハント症で緊急入院した話。とし、ここでの説明は省かせていただきます。

バシャールの現実創造。とにかく気持ちいいことをする!

ステロイドも抗ウイルス薬も、保険治療でできることはすべて先生が処置してくださっているので、あとは天にお任せです。家族や友人たち、みなさんの祈りもめちゃくちゃ届いています! そして、今私ができることと言えば、とにかく気分があがることをするということ。

というのも、私はこのバシャール の考え方に深く共感をしています。この本は中古しかもう販売されていないけど、観念の仕組み、それがどう現実を想像していくかが詳しく書かれていてオススメ。教科書的な総合版。

こちらはよりコンパクトで、本田健さんとの対談形式ですが、バシャールの答えを引き出す本田さんの質問がいい。私は、今まで必死で自分を駆り立てたり、「べき」とか「せねば」という気持ちでやり遂げるというタイプでしたが(今もその傾向はゼロではありませんが)「確かに、ありえないぐらいうまくいったり、スムーズに流れにのっているときって、ほっとしていたり、ワクワクしていたり。無理強いとか我慢とか苦痛とかではなく、そういったいい気分で極みを目指している感じだったなぁ」とふに落ちました。

とはいえど「いい気分になろう」「ワクワクしよう」って考えてやろうとしても無理なことですよね。「いい気分にならなきゃ」って逆にそれがプレッシャーになって、ベキモードに陥る危険性もある。真面目な性格だとハマってしまうところです。だからこれは、あくまでも“気分”なので感じないとダメ。実感が伴わないと、現実創造のエネルギーは働きません。それは顕在意識を通じてではなく、無意識下で動くものだから

診察の後には、コンビニラテのご褒美を。

ということで、まず行ったのは、耳鼻科の診断の後には同フロアのコンビニに立ち寄って、Mサイズのラテとアーモンドチョコをゲットすること。入院初期にはグルグル回っていためまいが院内のコンビニに立ち寄ろうと思える程度に落ち着いてきたのです。まだ平衡感覚が無くて真っ直ぐ歩きづらいんだけど、齢70すぎた父より「まっすぐ歩くのは、人生でも難しく、私も出来ていません。ゆっくり、取り組んでください」とのLINE。お父さん、ごもっとも。吹き出してしまいました(なるべく後遺症を防ぐために、無表情でいないとダメなんだけどね)。

ステロイド治療中だと血糖値が上がり気味になるのですが、幸い通常値範囲のため、私は糖質制限などなし。人の体って本当に面白いですね。性格にも個性があるように、体にも人によって弱いところと強いところが混在している。チョコチップクッキーも買っちゃえ。ステロイド の副作用で太りやすくなるっていうけど、エーイ食べちゃえ。食べちゃえ。

ひと口ラテをすすると「あぁ、美味しい♡」。そう、これこれ。この感じ。これが気分です。久しぶりのコーヒー♪ コンビニのコーヒーがこんなに美味しかったとは!

一気に幸福度が上がりました。でも重度の顔面麻痺のため、うっかりすると、口からコーヒーがこぼれてしまいます。気をつけて飲まなきゃ。

自分のブスさに、落ちる。

鏡を見ると、そこには、必死にコーヒーをすするひょっとこみたいな顔の女が…。事故直後のビートたけしさんみたいです。さらに目が閉じられず眼帯だけだと激痛なので、ずっとテープでまぶたを引き延ばすようにして止めていたら、左目が一重に(苦笑)。あ、落ちた…。今、私、落ちてる。と、自分の顔を見ると気分が萎えるので、代わりに韓流ドラマで美人女優を鑑賞することにしました。

ベタベタの韓流ラブコメを鑑賞。

韓流ドラマといえば、『愛の不時着』が流行ったとき、投資家でインフルエンサーの与沢翼さんがYouTUBEで「確かにあれはハマるが、人生における時間の無駄だ。投資の観点で言えば、エンタメは学びの時間を妨げる。もう観ません」というようなことをおっしゃっていました。「ごもっとも」と思って、心理学やビジネス哲学本を開き続けた私。TOEICも勉強したわ、毎日。それも、フワフワスピリチュアルになってしまわず、地に足をつけて生きるためには必要。

でも、今、顔面麻痺になった私はさらに声を大にして言える。

「エンタメは、神です!」

「だってね、ありとあらゆるプロたちが集結して、とにかく観る人の気持ちをあげようと尽くした作品なのだから」

「気分が落ちているときは、気にせず観てくださいいいい−―――!」

「人生に効率なんて優先しなくてヨシ!」「あなたの気分を最優先して!」

「気分を上げてから、いろんなことを決断していくほうが、むしろ効率いいよ!!!」

 

で、私がどハマりしたのが、このドラマーーーー!!!!

アマゾンPrime会員だと無料で観られるので、廃人のように観続けています。アマゾンPrimeサイコー! 富の不均衡とか、いろいろ言われているけど、ジェフ・ベソスさん(アマゾンCEO)よ、ありがとう。私は今、このサービスに確実にメンタルを救われています。助けになってるよ。あなた富豪になるの、身にしみてわかるわ。確かに人のニーズを掴んでる。

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ストーリは、高卒の主人公が財閥エリートである副会長(写真左:『梨泰院クラス』のパク・ソジュン演)の秘書になって恋をするっていうお決まりのパターン。

簡単にあらすじを説明します。主人公のキム・ミソ(美人!)は、母親を幼くして亡くしました。そしてロッカーの父親が借金を背負い、2人の姉たちの学費を稼ぐために、成績優秀だけど高卒で就職。財閥エリートの副会長の秘書になりました。そして9年間ほぼ休みなしで勤め上げ、借金を完済。そんな彼女が退職願いを副会長に提出するところからストーリーが展開。

で、主人公のミソ(写真右:パク・ミニョン)がめちゃくちゃキレイです。揺れる華奢なピアスとか、とろみあるキチンと感があるシャツという、キチンとOLファッションも本当よく似合ってる。

私が今着ているユニクロのファーフリースと全然違うわ。別世界だよ。いや、いいんですよ。ユニクロさん、めちゃくちゃ助けてもらっています。温かいです、コレ。感謝しています。ただ、テンションが違うっていう意味です。

顔面マヒとか以前に「顔面自体、違うだろ!」というツッコミはさておき、彼女の美しさを浴び続け、財閥エリート(ドSナルシスト男というお決まりの設定)の寵愛っぷりにうっとり。

しかしこんな脚本書ける人ってすごいと思います。私もこんな観た人のテンションがあがるようなストーリーが書けたらなぁー。視聴者へのヒーリングが一気に起こって、気持ちがポジティブな方向に変えられるもんなぁー。羨ましいなぁー。すごいなぁー。

 

名脚本という現実創造も、妄想力のたまもの。

ちなみに以前anan編集部にいたとき、同僚が韓流ドラマの人気脚本家さんにインタビューしたことがありました。で、「本当にこんな完璧な男性、韓国にいるんですか?」と聞いたら、「いません。だからドラマなんです」と秒殺されたそうです。妄想力が肝ってことなんですね。名脚本の物質化も、いい気分のイメージングの賜物なのか。勉強になります。



幸せって、夢って? シビれる台詞の数々(なんなら舌もマヒでシビれてる)。

そして、ドラマ内のセリフもグサグサと刺さります!

今まで稼ぐことに必死で適性も夢も考えずに手当たり次第面接を受けて、ただただ目の前のことに打ち込んできたミソ。だから、自分の夢もよくわからない。ミソは会社を辞めて、それにただ向き合いたいと言います。とはいえ退職後の計画もなく、「なぜなんだ?」と副社長に尋ねられたミソの台詞は、

自分の人生を歩みます。誰かの秘書でも一家の大黒柱でもなくキム・ミソの人生です。

 

財閥エリートの学友で、彼女自身も財閥の後継者だけど辞退して小さな飲食店をやっている女性(『82年生まれ、キム・ジヨン』主人公のチョン・ユミが友情出演!)の台詞も、生き方について考えさせられるもの。

 

人には理解されなくても私は満足よ。好きな仕事をして自分らしく生きられる。

 

そしてミソの父親がミソに結婚を申し込んだ副会長に対して言った台詞は、

 

ミソは会社を辞めるんだろ? 耐えられないほどこきつかったのか?

俺はミソには今からでもやりたいことを見つけて幸せになってほしい。

 

ミソの家族にとって、お金は彼らを自由にするものだったから当然大切だけど、それだけではなびかないんですよね。本当に温かくて支え合ってユーモアもある、良い家族なんです。で、最後にミソは、会社を辞めるのか。彼女の夢は見つかるのか。なるほどなぁーと思う展開です。夢とか幸せって、そういうことなんだなぁと。

そこで思い出したのは、anan編集者時代に一緒にお仕事させていただいたとても雰囲気がある写真を撮るカメラマンさんのこと。物撮りメインの方だったんだけど、人物もいい感じで撮れるんじゃないかなぁと思って尋ねたことがあります。「人物はしないんですか?」と。

それに対して、彼女は言い切りました。

「やらないということじゃないんですが、一番求められることをしたいんです。それが実は私に一番適している仕事で、一番良い仕事ができると思っているからです」。

なんか、それも潔くってカッコよかったなぁ。

そして予後診断の結果は?

全32話を3日間かけて鑑賞し終えた本日、電気生理学的予後診断を受けました。顔面麻痺発症後7〜10日後に電気刺激を顔に当てて、健康な半顔と麻痺がある半顔の最小電流量を比較するという検査です。これによって、退院後の予後が推定されます。

出される数値はENoGと言われ、こちらの数式で計算されます。

ENoG値(%)=(患側 CMAP( mV))/(健側 CMAP( mV)) ×100

10%以下の場合は、骨減荷術という顔面神経の手術になるとのこと。私は、12-14.7%でギリギリセーフでした。みんなの祈りが効いているなぁ! そこで、手術は免れました。でも数値はよくないので、治るまでに3か月以上はかかるだろうとのこと。後遺症が残る可能性も残念ながらあるそうです。ガーン。

====詳細====

1. ENoG値が40%以上であれば麻痺は後遺症なく1カ月以内に治癒する。

2. 20%以上40%未満であれば2カ月以内に治癒するが、病的共同運動などの後遺症が生ずる可能性がわずかながらある。

3. 10%以上20%未満であれば4カ月以内に治癒するが、後遺症の可能性が高まる。

4. 10%未満であれば半数は治癒せず、治癒しても6カ月以上要し、後遺症が高率に生ずる。

5. 0%であれば治癒は望めない。

第120回 日本耳鼻咽頭科学会総会・学術講演会より

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重度の顔面マヒとの付き合いは続く…

さらに病的共同運動と言って、顔面神経が回復する中で高度麻痺の場合、口と目をつなぐ神経が混線してしまうことがよくあるらしく(例えば口を閉じようとしているのに、目が閉じてしまったりする)、なるべく無表情を務めて、顔を冷やさず温めることが大切。

今後の治療としては、入院した病院では行っていない、はり治療とリハビリを検討されてもいいでしょうということでした。そこで良い気分を感じることに集中しながら、ラムゼイハント の顔面麻痺に詳しく、保険治療されている鍼灸院を探してみようかなと思っています。アマゾンPrime会員のPrime Video、いいやつまた見つけようっと。

☆Makiwari Radioとして聴くこともできます。