覚醒において2つの考え、「師につくのは役立つ」と「自分のパワーを明け渡さない」が矛盾しない理由。

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スピリチュアルな考えを学んでいると、一見矛盾した考え方に行き当たります。たとえば、覚醒には「師につくのは役立つ」というのと「自分のパワーを他人に渡してはいけない」という二つ。ではこの矛盾をどう捉え、役立てればいいのでしょう? バーソロミューから解説します。

覚醒において「手本や師を持つ」と「自分のパワーを明け渡さない」が矛盾しない理由。

覚醒とは?

覚醒とは、目をさますこと。迷いからさめることを言います。スピリチュアルな文脈では、たとえば悟り。

ヒンドゥー教ヴェーダーンダ学派において、悟りとは「対極の両方からの解放」です。

私たちは世界を「男女」「あなたと私」「良いものと悪いもの」「快楽と苦痛」「望んでいることと恐れていること」「魅力的なことと憎むべきこと」などの対立する極に分けた世界に生きています。

つまり悟りとは、その分けられた世界観から解放された状態ということ。

区別性という価値判断を超えて、世界を開かれて空っぽで広がりある純粋な感覚そのものとして捉えること。それが真理であるとされています。

参考:プルシャとプラクリティ

仏教では、空(くう)という概念で説明されています。それは、私たちが「こうに違いない」と思っているものは、私たち自身の肉体を含め、五感で捉えた感覚や感情ですら、絶え間なく変化しつづけるものだということ。そして、「私」や「あなた」という切り離されたものではなく、すべて関係性のなかで成り立っているということです。

参考:悟りや覚醒はどんな状態? 本当に幸せ? 普段の生活で開く悟りとは。

『バーソロミュー』とは?

バーソロミューは、バシャールやエイブラハムに比べるとさほど有名ではありません。けれども温かくて本質的で、深い叡智が込められた本です。バシャールやエイブラハムのように、メアリーマーガレット・ムーアさんという女性が高次の存在とつながって、書き下ろしたものです。

この本のなかでは、参加者が質問します。

たとえば、覚醒や悟りに向かうアプローチとして、「師につくのは役立つ」というものと、「自分のパワーを他人に渡してはいけない」というものは、一見矛盾している。それに対してコメントをもらえないか?というものです。

こちらのバーソロミューの答えに深く納得したので、こちらでシェアしたいと思ったんです。

自分のパワーとはなにか。

まず、バーソロミューは「パワー」とはなにかをはっきりさせます。

それは、強さや広がりを持った内なる感覚のこと。

さらには私たちが暮らす物質界でいえば、

他人に害を与えず、その人を最大限に生かす行動として現れるといいます。

つまり、師とする人が、私たちのことを卑小で、彼らの助けがなければ問題を処理できないという気持ちにさせるとしたら…。

その関係性は見直したほうがいいということ。

些細なことまで「こうしなさい」と指示するのは、あなたが解決し、成長できるパワーを弱めてしまいます。そうではなく、自分で解決できることを発見するように支え、助けてくれる人や本が師ということ。

ただし彼らが、私たちが本当の姿に目覚めることだけを望んでやってくれていたことでも、その時点の自分にはそれがわからないということもあります。

たとえば私の経験上、手痛く傷つけられたり、邪険にされたりした人や経験の奥には、かならず、その後の自分を良い方向に変えるような出会いや気づき、学びもありました。

参考:ハイヤーセルフと繋がる方法とは? 問題を解決する、自分を超えた答えのダウンロード法

つまり師とは、必ずしも自分が考える霊的な人物とも言えないのです。

だから、あまり食わず嫌いしてしまうこともよくないかなと思います。

これは小林一三の言葉です。

彼は、徹底した自由・合理主義で、阪急電鉄や宝塚歌劇を築いた人です。

下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。

そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。

―小林一三『私の行き方』より。

なんだか勇気が出ますよね。人生無駄なし、っていう感じで。

参考:ハイヤーセルフとつながるとは、「ゴミから宝物が生まれる」を深く知る体験。

ただし、どう考えてもこの出会いや出来事は、彼らに従えばよいというよりも、自分でNGを出していたものへ許可を出すために起きているんだなということもあります。

つまり、それは自分には価値がないという無価値観が引き金になっています。

そういうときは、自己虐待的な関係性や状況にとどまる必要はありません。

そこを少しずつ離れ、今あることに感謝の気持ちを持って、もっと分かち合いや誇りや充実や確信が感じられる、健全な関係性を選べばいいのです。

あなたにはその価値があるし、そうできるパワーもあります。

参考:一緒にいると、本当に癒される人の特徴。良いヒーラー、カウンセラーの役割、選び方とは?

また、バーソロミューは、

自分が想像できる最高の意識に自分のすべてをゆだねることは、自分のパワーを捨てることではありません。

なぜなら、自分のすべてをゆだねるというのは、自分のパワーと「相手」のパワーとが混ざり合うことだからです。

ー『バーソロミュー』より

と言います。

パワーというのは、できるという感覚。

自分や世界が拡大し、信頼が増すような感覚です。

それを体験できる人やことに集中し、選びつづければいいのです。