ギフトエコノミーは資本主義経済とも両立できる。服部雄一郎・麻子さんに教わる、豊かなお金の使い方と自然の恵みにならう暮らしのはじめ方

greenz.jpで執筆させていただいた記事のお知らせです。わたしがアメリカで暮らしていたとき、初めて知った経済の在り方が、ギフトエコノミー(贈与経済)でした。その前の生活は資本主義経済のど真ん中を謳歌して、東京のメディアでガンガン働いて稼ぎ、それをバンバン使うという暮らしを送っていました。アメリカで再び貧しい学生に戻り、さらにギフトエコノミーを知って衝撃を受けました。勉強を終えた後は、「資本主義経済は二極化を生むけど、ギフトエコノミーだとどうだろう? 試しにギフトで生きてみよう」と思って、2年間ほどアメリカの禅センターやスピリチュアルセンターで働いて、その労働ではお金を受け取らず、与えられた宿や食事で暮らしていました。

もっと読む

人生のすべては自分の心が映し出したもの。病気や望まない出来事をホリスティックな形で治療する

先月のとある明け方、強い吐き気と下腹部の腹痛に襲われました。少しラクになったので家事のつづきをすると、今度は軽いぎっくり腰のような状態に。痛みを和らげるストレッチをしながら寝てしまい、2日ほど眠りつづけた後に体も心も爽快になりました。人生のすべては自分の心が映し出したもの(投影)だというのは、心理学でも語られるところです。望まない病気やケガもその例外ではなく、ホリスティックな形で治療することで人生そのものを癒せると言ったのがルイーズ・L・ヘイ。ミランダ・カーなどのセレブにも大変支持される作家です。彼女によると、肺はインスピレーション、心臓は喜び、背中はサポートなどと関係する臓器で、例えば支えがないと感じると背中が痛くなるとか。今回は、病気などの望まない出来事から心の声をキャッチして、ホリスティックな形で癒す方法についてお話しします。

もっと読む

どう生きていけばいいのかわからない人へ。自分の好きを取り戻す方法

私には、自分の好きや喜び、どう生きていけばいいのかわからなくなったことが何度もあります。そういうときは、「大丈夫」といって気を紛らわしたくなりますが、経験上感じるのは、それは気をつけないと心に覆いをかける言葉になることが多い。本音を見失い、やがて喪失感につながる恐れがあるからです。そこで今回は、生きる力になる自分の好きや喜びを取り戻す方法についてお話ししたいと思います。

もっと読む

消費・浪費・投資の違いを知って豊かになる、スピリチュアルなお金の使い方

お金とは循環するエネルギーの一つの形で、その人のカルマ(業)の流れに従います。今回は、スピリチュアルな観点から豊かになるお金の使い方に焦点をあて、消費と浪費、投資の違いについて触れます。また、お金に関する不要なカルマを洗って、自分のお金が喜び、豊かな気持ちを最大限味わってそれが何倍にもなって返ってくるような、新しいカルマを育む意識的なお金の使い方(スペンドシフト)についてお話しします。

もっと読む

アドラー心理学とは? 人間関係から自由になって、今この瞬間に幸せになるポイント2つ

アドラー心理学を読み解くロングセラー本『嫌われる勇気』。他人から評価されたい、愛されたいという欲求から自由になる。無条件に今の自分を受け容れて他者に貢献すれば、今この瞬間から幸せになれると語ります。次作『幸せになる勇気』を参考に、人間関係から自由になり、幸せになれる2つのポイントをお届けします。

もっと読む

俳優 田村正和さんに学ぶ、「無私」の姿勢が個性を極めた高いサービス生むという理由

心不全のため、4月3日に77歳で亡くなった俳優の田村正和さん。その人気の高さより故人を惜しむ声が多く、主演ドラマ『古畑任三郎』の傑作選が、フジテレビ(関東ローカル)にて放送されるそうです。そこで田村さんのインタビュー映像を拝見していると、スターの姿勢を崩さないその姿は個性を極め、同時に真逆ともとれる「無私」という言葉が思い浮かびました。「無私」とは、禅でも目指される境地ですが一体それは何か。無私の姿勢が個性を極めた高いサービスを生む理由について考察しました。

もっと読む

才能よりも「やり抜く力(Grit)」が成功を決める。三日坊主を克服し、レベルアップする法則6つ

成功を決めるのは、才能よりも「やり抜く力」というのはご存知ですか? NiziUやTWICEを生んだ敏腕プロデューサーのJ.Y.Parkさんは、NiziUメンバーの公開オーディションの際に「人生のあらゆる成功を決めるのは、才能よりもやり抜く力だ」と重視されていましたが、これは成功者研究でも語られるところです。そんな粘り強く努力できる力を「グリット(Grit)」という言葉で示し、やり抜く力の研究の第一人者が心理学者のアンジェラ・ダックワース博士。ダックワース博士が説く、三日坊主を克服して効率的にレベルアップする6つの法則をお話しします。

もっと読む

映画 『トゥルーノース』清水ハン栄治監督に聞く、どんな時も希望を指す心の羅針盤の見つけ方

greenz.jpで執筆させていただいた記事のお知らせです。わたしが会社を辞めてアメリカに行ったきっかけがあるんです。それは、『happy-しあわせを探すあなたへ』という映画。当時anan編集部の編集者だった私はプロデューサーの清水ハン栄治さんに取材し、誌面にさせていただきました。その際に、清水さんがなにげなくバークレー大のケトナー博士について教えてくださったんです。で、英語もできないのに渡米(苦笑)。そんな清水さんが新しい映画『トゥルーノースを制作されました。脚本も資金集めも配給先の決定も初挑戦。なんども頓挫しかけても諦めず、10年かけて実現されたそうです。外側の現実では無理そうにみえても、内側の声をコンパスにして実現される清水さん。不安とどう向き合って、いつでも希望の方角を示す羅針盤の見つけ方を教えていただきました。

もっと読む

男性性と女性性エネルギーとは? 二極を統合させ、仲間と実現できる人になる方法

東京オリンピックといえば、東京五輪組織委員会の森元会長の女性蔑視発言が記憶に新しいですが、あれは未熟な男性性の代表例です。私たちの誰もが、男性性(ex.与える、自己主張、支配的、決断・実行する力)と女性性(ex.受け取る、直観的、思いやり、感受性)の両方のエネルギーを持っています。東洋医学では陰陽とも呼ばれるこの二極のエネルギーは、肉体的な性別とは関係なく、その人固有の最適なバランスがあります。その人に合った成熟した形で両エネルギーが統合されると、周囲との調和を感じながら、自分らしい人生を存分に生きることができます。ところが社会規範に従う自分と、本来のエネルギーバランスとにズレがあると、人間関係のもつれや生きづらさが生じます。そこで女性性のバランスが取れて育めるとき、男性性の調和が取れて実現できるとき、それぞれが崩れている状態、そして普段の生活でできる簡単なエネルギーの統合法についてお話しします。

もっと読む

「受動意識仮説」から「意識の次元拡張」まで。意識とは何か、心はコントロールできるのか?

私たちが見たり触れたりしてリアルと信じるものは、現実世界を形づくる情報の0.00005%に過ぎないとも言われています。つまり、99.99995%の現実が意識にのぼらないということです。なぜか。処理能力にキャパシティがある脳に必要だと選択されなかったためです。そもそも人の意識とは無意識がやったことを後で把握するための装置にすぎないとしたのが、前野隆司教授の「受動意識仮説」です。ではケン・ウィルバーの意識の次元拡張は自分でコントロールして達せるのか。その鍵となるマインドフルネスから本当に心や行動は意思で制御できないのかを考察します。

もっと読む