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[42]とっても悲しいときは

癒しの作業は、玉ねぎの皮むきに似ています。

 

私たちは悲しみや怒りややるせない気持ちになったとき、その思いに飲まれてしまわないようにフタをします。そしてたいしたことがなかったように、いつも通りの毎日をこなします。

 

癒しの作業とは、そのフタをひとつずつ優しく丁寧に開け、その下で泣いていたり怯えている小さな自分を確認し、目を見合わせて感じ、心を通わせ、微笑み、抱きしめるようなものです。ただ泣いている自分と一緒に在るだけでも大いなるヒーリングです。

 

癒されて穏やかな気持ちになったら、またその下にあるフタを開け、うずくまって泣いている自分と出会います。この繰り返しです。

 

フタの中の風景は、美しいものばかりではありません。癒しの作業を繰り返すと、心の目で見えるか見えないかというか細い透明の羽根が育ち始めますが、ときに岩だらけの暗い森のなかにいるような気分になります。

 

心のフタはすんなり開く場合もありますが、初めのほうはそれはまれです。

頭(顕在意識)の許可がとれずにフタが見つからないときもあるし、許可がとれた場合でも心(潜在意識)の準備が整っていないと、ビクとも動かないこともあります。

 

だから突然悲しい気持ちが訪れたとき、もしもそのときあなたが安全な場所にあって、自分がそれを十分感じても大丈夫な状態が整っていたら、怖がらずにそこに佇んで欲しいのです。

それはヒーリングの大きなチャンスだからです。

悲しみがインビテーションを出しているのです。

あなたの心のセンサーがそれをキャッチする許可を出したのです。

 

悲しみとともに在ると決めたら、

胸がずぶ濡れになったように重い、痛い感じがしたり、

喉がぎゅっと締め付けられるような、詰まったような感じがするかもしれません。

 

胸に手を当てて、体からの感覚、メッセージを感じながら受けとめて、穏やかな呼吸を繰り返します。

 

忘れかけていた記憶が蘇って、涙がにじむかもしれません。

 

圧倒されそうになったら、

 

大丈夫。

 

大丈夫。

 

自分を超えた、もっと大きな自分。

自分の命の源とつながって、悲しみと痛みとそれを感じている自分と共にあります。

 

とっても悲しいとき。

それを感じることで自分がバラバラになってしまいそうと怖くなったり、

前より繊細になって心がむしろもろくなってしまったのではとフタをしそうなとき。

 

頭の中の考えで、良い悪いと決めないでください。

ただ感じてください。

 

プロセスを信頼してください。

前には感じられなかった悲しみが湧き上がってきたことも

悲しみを感じることも、癒しの過程です。

 

それは自分を超えた愛と光に

いつも守られていることを感じて、

それを信じることを貫く練習です。

 

癒されていない思いを感じて昇華し、

自分の意識の仕組みを変換させることで

必ず最適な答えにアクセスできるようになります。