バシャールが語る、望みをブロックする観念とはなにか? 苦しみをさそう観念の外し方について

バシャールによれば、苦しいのは、目の前の状況のせいというより、それを定義する観念(信念)によるものだと言われます。そして、私たちの人生の唯一の目的とは、「できる限り自分自身でいる」こととか。では創造のエネルギーと調和したありのままの自分とはどういう状態なのか、望みをブロックする観念とはなにか、そして苦しみをさそう観念の外し方についてお話しします。

バシャール(B A S H A R)とはなにか?

バシャールとは、ダリル・アンカというアメリカ人男性が交信する地球外知的生命体のことです。バシャールは地球時間で3000年後のエササニという惑星の多次元的存在のため、ダリル・アンカ氏だけでなく、意図を持ってチャネリングした人は誰でもそのメッセージを受けることができるそうです。

となれば「宇宙人など胡散臭い」と眉をひそめる方もいらっしゃるでしょう。その気持ちもアリと踏まえたうえで、私は、バシャールが語る無条件の愛の波動と調和した、本当の自分でいる大切さは、心理学を学んでも禅修行をおこなってみても納得に値し、深い智慧だと感じています。

バシャールがいう人生の目的は、自分自身でいること

バシャール2006―バシャールが語る魂のブループリントによれば、わたしたちの人生の唯一の目的や使命は、「できるかぎり自分自身でいる」ことです。つまり、自分ではない何者かになろうとする必要はありません。




わたしがアメリカで受けたヒーリングでも、それは自分が本来の自分であることを赦してあげることだと再三教わりました。優れたヒーラーとは、他人を直接的に癒すのではなく、ある特定のエネルギー場をつくることで、その人が自分の中にある観念の波動を変えて自分自身を癒す手助けをしてくれる人のことだと思っています。

参考:プルシャとプラクリティ

つまり、自分自身でいるということは、大いなるすべてと調和のとれている自分本来の波動でいるということです。大いなるすべてとはこの世界にあるものすべてを創造するエネルギーであり、私たちは大いなるすべてからできています。

参考:一緒にいると、本当に癒される人の特徴。良いヒーラー、カウンセラーの役割、選び方とは?

創造のエネルギーと感情との関係

バシャールは、私たちが大いなるすべてと調和しているとき、ワクワクした気持ちを抱くといいます。

さらにその感情を周波数別に22段階に細分化したのが、バシャールと同じ高次元の存在であるエイブラハムという宇宙意識です。エスター・ヒックスというアメリカ人女性が交信しています。

その1段階目にある、“喜び/智/溢れる活力/自由/愛/感謝”という感情は、創造のエネルギー、つまり大いなるすべてと私たちが調和しているというサインです。

参考:感情の22段階と現実の7次元について。忘却のゲームから抜けて、統合に向かうためには

魂の青写真とは?

そしてバシャールがいうには、大いなるすべての現れであるわたしたちですが、と同時に、それぞれ個別の魂の青写真を持っています。魂の青写真とは、肉体を持つ魂の状態のときの私たちが決めた人生のシナリオのことです。

言うなれば、輪廻転生の経験を含んだ周波数からなり、その人の魂の傾向性、カルマを含んだ個人的な人生設計のようなものです。

そのシナリオは、観念・定義、感情・思考、ふるまい(行動)から成るパーソナリティ(個性)の三角形で形づくられています。

参考:カルマとは何か?人生における3つの現れ方、カルマを解消する方法とは

 

観念とはパーソナリティ、現実の一番元になるもの

では観念とはなんでしょう?

観念とは、英語でビリーフ、ビリーフシステムとも呼ばれます。信念や信念体系と訳されることもあります。それは私たちそれぞれが「現実とはこういうものだ」と信じている定義のことです。心理学では、この観念という世の中を認知するために使われる心の中の概念をスキーマと呼んだりもします。

観念というフィルターを通して私たちは感じたり、反応したり、物事を判断して行動に移したりするので、それはパーソナリティの一番元になるともいえます。

そして、私たちは観念というフィルターを通した経験を「現実」と呼びます。観念が違えば状況の解釈が変わり、光を当てる焦点も変わります。このことが、自分が自分の現実を作っていると言われている理由です。



恐れや不安は、魂の青写真からズレているサイン

恐れや痛みがあるのは、なんらかの観念によってパーソナリティが「魂の青写真」の方向とズレているサインです。

つまり、現実を自分がどう感じているかを見れば、自分がどういう観念を持って、どんな定義を信じているのかに気づくことができます。

それがこれからももちつづけていこうと思う観念なのか、手放そうと思う観念なのかを自分で選ぶこと。それが現実創造の一歩になります。

 

一致させるために必要なのは、心地よさの感覚

バシャールがいうには、不要な観念を手放しこうなっていたいと思う状態に自分を調律するためには、ワクワクする感覚、その波動、エネルギーでいることをシンプルに選択せよといいます。

 

重要なのはどんな現実かよりも、どう感じることを選択するか

外側の現実は、その内側の状態の完璧な鏡になります。心理学でいう投影です。鏡に映る自分を笑顔にしようとするなら、まずその前にいる自分が笑いなさいということです。

言い換えれば、状況がどのように見えるかが問題ではなく、自分はその状況をどう感じることを選択するかという問題なのです。

とはいえ、嫌だとか辛いという気持ちは当然のことで起きます。そう思う自分を否定的に感じたり、そんな感情を抑圧したり、無理に変えようとする必要は、まったくありません。

参考:嫌いな自分を赦せば、愛が叶う。投影を外し、人間関係のモヤモヤを一掃する心理学。

嫌な気持ちを感じまいとするよりも、むしろ嫌な気持ちを感じることを許す方が、波動があがります。ただし、その嫌な気分にストーリーをつけて浸り続けるのではなく、ボッと集中して感情を全身で感じるようにして引きずらないことがオススメです。

参考:自然なあなたが一番美しい。ドス黒い感情やダメな視点にも価値がある! 不安、怒りを「書いて」陽転させる方法。

 

自分の観念を調べる

そのうえで、「ここで喜びではなく苦しみを抱くという体験を選ぶ自分は、どんな観念を持っているんだろう?」と、自分の観念を調べます。

たとえば成長には苦しみが必要だという観念があるのかもしれません。お金を稼ぐためにはツライこと、苦労をしなければいけないという観念があるのかもしれません。自分には価値がないので、軽んじられても当然という観念があるのかもしれません。

例えば「変化するよりいまの状態でとどまった方が自分にメリットがある」という観念があった場合、環境を変えても、有益な状況にはなりません。



現実を受け入れるとは、我慢し、耐え忍ぶことではない

そんな現実を受け入れるというのは、自分の気持ちを押さえ込んで我慢すること、耐え忍ぶことではありません。

一旦受け入れることで状況を把握し、その状況にある自分はなにを選択したいのかと問うことです。それは、囲まれて抜け出せないように見える塀を超えて脱出することもできるんだと見渡すような高い視点を持つということです。ハイヤーセルフの視点ともいえるでしょう。

嫌な気分、良い気分から自分の観念がわかる

つまり行動に移すよりも前に、観念を変える必要があります。

自分がその状況に意味を与えなければ(観念がなければ)、どんな感情も感じません。つまり、どんな気持ちを感じているかで、観念を探ることができます。

 

気づくだけでも不要な観念は無力化される

ある特定のやり方で表現しなければならないという思い込みから自分の焦点を外してみることで、ふっと観念が外れることがあります。そこで、ハイヤーセルフの視点や、そこに気づかせてくれる人を自分の内面の鏡にするような対話などが役立ちます。

観念は気づくだけでも無力化されます。それはもはや自分はその観念を観察する存在となり、観念と自分が一体化していない状態になるからです。